浴室の掃除を後回しにしていると、あっという間に大変なことに。「自分でなんとかできるかも」と思いつつ、正しい方法がわからず困っていませんか?
今回は、誰でも簡単にできる効果的な浴室クリーニングの方法をご紹介します。もし自分で掃除が難しい場合に、プロに任せるべき判断基準や、コストパフォーマンスの良いクリーニングサービスの選び方も解説しています。この記事を参考にして、きれいな浴室を取り戻し、快適な生活を楽しみましょう。
基本のお風呂掃除のやり方
一般的な浴室掃除の概要を説明します。
準備するもの
ドラッグストアやスーパーなどで売っているものを用意して、浴室クリーニングの準備をしましょう。以下のものを用意してください。
- スポンジやブラシ
- バスクリーナー
- 重曹やクエン酸
- 古歯ブラシ(細かい部分用)
- ゴム手袋
- 保護メガネ(必要に応じて)
似たようなものがあれば代替可能です。
掃除のステップ
次は実際の掃除手順に移ります。基本的な浴室掃除のステップは以下のとおり。
- 換気:窓を開けるか換気扇を回し、十分な換気を確保します。
- 乾拭き:掃除を始める前に、床や壁の埃や髪の毛を乾いた布やモップで取り除きます。
- 洗剤の塗布:バスクリーナーを壁や床に均一に塗ります。特に汚れが目立つ箇所には重点的に塗布します。
- こすり洗い:スポンジやブラシを使って、壁や床をしっかりとこすります。頑固な汚れには重曹やクエン酸を使用し、古歯ブラシで細かい部分を丁寧に洗います。
- すすぎ:洗剤をシャワーや桶の水でしっかりと洗い流します。
- 仕上げ:水滴を拭き取り、鏡や蛇口など金属部分を磨きます。
自分でもある程度の浴室の汚れは落とせます。
しかし、長年蓄積された頑固な汚れや、目に見えないカビの胞子まで完全に除去するのは、一般家庭での掃除では難しいでしょう。
プロのハウスクリーニング業者は、適切な機器と洗剤を使用して徹底的に浴室をクリーニングしてくれます。
浴室クリーニングをプロに依頼する目安は?
基本的にいつでも依頼して構いませんが、以下のようなときは依頼を検討してみましょう。
- 頑固な汚れが自力で落とせない場合
- 大掃除や引っ越しの際
- 時間的余裕がない場合
- 体力的な制限がある場合
長期間掃除をしていなければ、見た目以上に汚れが蓄積している可能性があります。このような場合は、プロによる徹底的なクリーニングが効果的です。年末の大掃除や引っ越しの前後など、浴室を徹底的にクリーニングしたいときも、プロのサービスを活用しましょう。
時間や体力の余裕がないときは、無理をして掃除をしてもイライラしたり、ケガをしたりするかもしれません。プロに任せると浴室があっという間にキレイになりますよ。
汚れたままの浴室を放置するとどうなる?
浴室を汚れたまま放置すると、深刻な問題が発生する可能性があります。湿気の多い浴室内ではカビや細菌が急速に繁殖し、健康被害やアレルギー症状の悪化を招くおそれがあります。悪臭の発生や設備の劣化、排水の悪化などが起きると、快適に入浴できません。
これらの問題を防ぐには、日々の簡単な掃除と定期的なクリーニングが重要です。自分で対処できない場合は、プロのクリーニングサービスを利用することで、清潔で快適な浴室環境を維持しましょう。
プロに浴室クリーニングを依頼したときの相場
一般家庭の浴室クリーニング料金の相場は、1万5,000~3万円程度。ただし、この金額は浴室の広さ、汚れの程度、地域、そして依頼する業者によって変わってきます。
浴室の種類も料金に影響します。一般的なユニットバスの場合は比較的安価ですが、タイル張りの浴室や高級素材を使用した浴室では、より高額になる傾向です。
エプロン内(浴槽の内側)の洗浄や、換気扇の分解清掃などのオプションサービスを追加すると、さらに5,000~1万円程度の料金が上乗せされることがあります。
大手ハウスクリーニング業者の浴室クリーニングを比較
大手ハウスクリーニング業者は、豊富な経験と専門的な技術を持ち、高品質なサービスを提供しています。ここでは、主要な大手業者の浴室クリーニングサービスを比較し、その特徴を紹介します。
おそうじ革命 | カジタク | ダスキン | |
料金(税込) | 15,400円~ | 19,580円~ | 22,000円~ |
ポイント | ・コストパフォーマンス最強・シャワー室もクリーニング可能 | ・ワオンポイント(WAON POIN)が使える・健康や環境に配慮した安全・安心な洗剤 | ・汚れの種類や素材を見極め、適切な手段でクリーニング・オプションが豊富 |
オプション | ・エプロン内部清掃・通常換気扇クリーニング・乾燥機能付き換気扇クリーニング・水垢防止コーティング鏡のみ・水垢防止+菌分解除去コーティング浴室全体 | ・浴槽エプロン内洗浄・浴室防カビコート(~4㎡)・浴室乾燥機・浴室換気扇・浴室備品・トイレ・洗面所・窓・サッシ・網戸セット 1ヶ所・キッチン小窓または浴室窓 | ・カビ防止コート・浴槽追いだき配管内除菌クリーニング・ジェットバス配管内除菌クリーニング・浴室防汚コーティング・浴槽エプロン内部クリーニング・浴室暖房乾燥機(換気扇)内部クリーニング・浴室鏡曇り止めフィルム施工サービス |
※情報は2024年10月時点のものです。最新の情報は公式サイトで確認してください。
浴室クリーニングの選び方
適切な浴室クリーニング業者を選ぶことは、満足度の高いサービスを受けるために重要です。以下のポイントを考慮して、自分に最適な業者を選びましょう。
ハウスクリーニングか家事代行業者かを選択する
ハウスクリーニング業者は専門的な清掃技術と道具を持ち、徹底的な清掃が可能です。一方、家事代行業者は日常的な掃除を行い、定期的なメンテナンスに適しています。自分のニーズに合わせて選択しましょう。専門的な清掃が必要な場合はハウスクリーニング業者、日常的な清潔さを維持したい場合は家事代行業者が適しています。
オプションも含めた料金を把握する
基本料金に加え、オプションサービスの内容と料金を確認することが重要です。エプロン内部の洗浄、換気扇の分解清掃、カビ取りなど、追加で発生する可能性のある費用をあらかじめ把握しておきましょう。複数の業者から見積もりを取り、料金体系を比較することで、予算に合ったサービスを選択できます。
掃除したい範囲を依頼できるか確認する
業者によって対応可能な範囲が異なる場合があります。浴室全体の清掃に加え、排水溝、天井、壁、鏡など、特に気になる箇所がある場合は、それらの清掃が可能かどうか事前に確認しましょう。
使用する洗剤や道具についても、アレルギーや環境への配慮が必要な場合は相談してください。
お得な割引やセット割りのキャンペーンをチェックする
多くの業者が様々な割引やキャンペーンを実施しています。初回割引、定期利用割引、他の部屋とのセット割引などがあるか確認しましょう。
オフシーズンや平日の方が料金が安くなる場合もあります。ただし、単に安いだけでなく、サービスの質も考慮して選択することが大切です。
浴室クリーニングのよくある質問(FAQ)
浴室クリーニングについて悩まれがちなことを解説します。
浴室クリーニングの頻度はどのくらいがいいですか?
日々の簡単な掃除は毎日行い、より詳細なクリーニングは週に1回程度が理想的です。プロによる徹底的なクリーニングは、年に1〜2回程度行うことをおすすめします。ただし、使用頻度や家族の人数によって適切な頻度は変わってきます。
自分で掃除する場合と業者に依頼する場合で、どちらがコスト的に有利ですか?
短期的には自分で掃除した方が安上がりですが、長期的には業者依頼の方がコスト効果が高い場合があります。プロの技術と専門的な洗剤を使用することで、設備の寿命を延ばし、大規模な修理や交換の必要性を減らすことができるためです。
自分の時間の価値も考慮に入れると、業者依頼の方が総合的に有利な場合もあります。
環境に優しい浴室クリーニングの方法はありますか?
重曹やクエン酸、酢などの自然由来の洗剤を使用すると、環境への負荷を減らすことができます。
マイクロファイバークロスを使用することで、洗剤の使用量を減らすこともできます。プロに依頼する場合は、環境に配慮した洗剤を使用している業者を選ぶとよいでしょう。
浴室のカビを完全に除去するにはどうすればいいですか?
カビの完全除去は、素人では難しいものです。実施する場合は、以下の手順で効果的に対処できます。
- カビ取り剤を使用して表面のカビを除去する
- 重曹とお湯で作ったペーストで擦り洗いする
- 水で十分にすすぐ
- 完全に乾燥させる
- カビ防止スプレーを定期的に使用する
ただし、壁や床に深く浸透したカビの場合は、プロの力を借りる必要があるかもしれません。
浴室クリーニング後、どのようなメンテナンスが必要ですか?
クリーニング後のメンテナンスとして、以下のことを心がけましょう:
- 使用後は壁や床の水気を拭き取る
- 換気扇を使用して湿気を除去する
- シャワーヘッドや蛇口は定期的に拭く
- 週に1回程度、簡単な掃除を行う
- 3〜6か月ごとに排水溝の掃除を行う
これらの習慣を続けると、浴室を清潔に保ち、次回のクリーニングの手間を減らせますよ。
浴室クリーニングを業者に依頼してキレイな空間を取り戻そう!
日常的な浴室のクリーニングなら、自分でも可能です。ただし、長年の汚れや頑固なカビ、水垢の除去には、専門的な知識と技術を持つプロの力が必要です。
プロによる徹底的なクリーニングは、見た目の美しさだけではなく、衛生面の向上や設備の長寿命化にもつながります。業者選びの際は、料金やサービス内容を比較するだけでなく、使用する洗剤の安全性や環境への配慮、オプションサービスの充実度なども考慮しましょう。
この機会に、浴室クリーニングを見直し、キレイで気持ちの良い空間を取り戻してみてはいかがでしょうか。