2LDKに住んでいると、掃除の手間が意外とかかるものです。共働きの夫婦や子育て世帯では、汚れやすい割に掃除の時間を確保するのが難しく、プロのハウスクリーニングに頼りたくなることもありますよね。
本記事では、2LDKのハウスクリーニングにかかる料金の相場や、汚れやすい場所ごとの掃除費用、掃除の頻度を下げるためのコツなどを詳しく解説します。SNSで見つけた体験談も紹介するので、参考にしてください。
2LDKのハウスクリーニング相場は?家事代行とどっちが得?

2025年4月時点の大手ハウスクリーニング業者(ダスキン、おそうじ本舗、ベアーズ)の料金データをもとに、2LDKや近い間取りのハウスクリーニング料金相場を整理しました。
また、日常的な掃除をフォローしてほしいと考える人は、家事代行の方が向いている可能性があります。家事代行に依頼した場合の料金相場も解説するので、どちらのサービスが合っているか検討してみましょう。
2LDKのハウスクリーニング料金【最新全国相場表】
2LDKのハウスクリーニング料金の相場は、戸建ての場合7.7万~17.0万円。マンションの場合は6.3万~12.3万円です。
戸建て | マンション | |||
入居 | 空室 | 入居 | 空室 | |
1LDK/2DK | – | – | 4.8万~9.2万円 | 5.0万~5.6万円 |
2LDK/3DK | 7.7万~17.0万円 | 10.2万~11.3万円 | 6.3万~12.3万円 | 6.8万~7.5万円 |
3LDK/4DK | 9.2万~22.0万円 | 13.2万~14.6万円 | 7.9万~15.4万円 | 8.8万~9.7万円 |
間取りごとの料金についてはこちらの記事も参考にしてください。
【2025年最新】ハウスクリーニングの相場と料金表!一戸建て&マンションの料金比較
家事代行vsハウスクリーニング|違いと料金を徹底比較
住まいの掃除を依頼するなら家事代行という手もあります。一般的な家事代行とハウスクリーニングの違いは以下のとおり。
サービス | 特徴 | 料金相場 | 掃除の範囲 |
家事代行 | 日常的な掃除に向いている。定期利用可能 | 3,300円~4,500円/時間 | 部屋の掃除、床拭き、洗濯、食器洗い など |
ハウスクリーニング | 専門機材で徹底掃除、頑固な汚れを落とす | 12,000円~30,000円/回 | エアコン、レンジフード、水回り、床のワックスがけ など |
家事代行は日常的な掃除に適しています。一方、ハウスクリーニングは自分では落とすのが大変または難しい状態の掃除を任せるのにぴったり。大掃除や、入居・退去前後の清掃にもハウスクリーニングが適しています。
また、家事代行は時間単位で料金が決まるのが一般的で、さまざまな場所の掃除を依頼できます。時間あたりの料金はさまざまで、1,000円台から利用できる手軽な家事代行サービスもあれば、ホテルライクなサービスが期待できる10,000円台のサービスもあります。
一方、ハウスクリーニングは場所単位で料金が決まる仕組み。依頼する内容によっては1万円を下回る場合もあります(洗面所のみ、窓のサッシのみなど)。
以下では、2LDKの特に汚れやすい場所について、クリーニング料金の相場を解説します。
おすすめのハウスクリーニング・家事代行業者については、以下をご覧ください。
2LDKで特に汚れやすい場所は?クリーニング費用一覧
汚れやすい場所 | 理由 | 料金相場 |
リビングの床・フローリング | 食べこぼしや足の汚れ、ペットの毛が溜まりやすい | 1万~1.6万円 |
リビングのカーペットなど | 0.4万~2.5万円 | |
子ども部屋の壁・床・ドア周り | 壁に手の跡がつきやすく、汚れが目立つ | 要問い合わせの業者多数 |
キッチン(換気扇・シンク・床) | 料理の油汚れや水垢が蓄積しやすい | 1.8万~2万円 |
浴室(浴槽・排水口・壁) | カビや水垢が溜まりやすく、手が回らない | 1.9万~2.2万円 |
トイレ(便座周り・床・壁) | 子どもの使用で汚れがつきやすい | 0.9万~1万円 |
玄関(靴箱・床) | 泥汚れやホコリがたまりやすい | 要問い合わせの業者多数 |
エアコン(リビング・子ども部屋) | ホコリやカビが溜まりやすい | 1万~1.5万円 |
掃除の頻度を減らすには?2LDKの汚れ防止アイテム5選

汚れがつきにくくなる工夫を取り入れれば、掃除の頻度をぐっと減らせます。2LDKで汚れが気になりやすい場所について、汚れ防止対策とおすすめアイテムを紹介します。
【リビング】床の汚れを防ぐならラグやマットが必須!
リビングの床はホコリや食べこぼし、ペットの毛が溜まりやすく、こまめに掃除しないとすぐに汚れてしまいます。でも、毎日掃除機をかけるのは面倒…。そこで、汚れを防ぎつつ手入れしやすい方法を取り入れるのがおすすめです。
- 洗いやすいラグやマットを選ぶ
- タイルカーペットで部分洗いして乗り切る
- 子どものごはんのときだけレジャーシートを活用
- ロボット掃除機を活用
ラグやマットを敷くと床が汚れにくくなりますが、厚手のものや洗えない素材だと逆に手入れが大変。水拭きできる「撥水加工ラグ」や「洗濯機OKのマット」を選ぶと、汚れても簡単にお手入れできます。
また、1枚ずつ外して洗える「タイルカーペット」なら、汚れた部分だけ取り外して洗えます。子どもの食べこぼしが気になるなら、食事のときだけサッと拭くだけでOKの小さめのレジャーシートを敷くのも◎。また、ロボット掃除機などのアイテムを活用するのもいいですね。
【壁】壁紙保護シートで手垢や汚れをブロック
意外と汚れが目立つのが壁。特にスイッチ周りや子どもの手が触れる部分は、手垢や汚れがつきやすいです。壁紙保護シートを貼れば、汚れたら拭くだけでOK。透明タイプなら、インテリアの邪魔にならず、簡単に貼り替えられます。
【キッチン】油汚れを防ぐなら油跳ね防止シートを活用
コンロ周りの油汚れは放置すると落としにくくなります。あらかじめ「油跳ね防止シート」を使えば、壁や調理台がベタつかず、掃除の手間が激減!使い捨てタイプや繰り返し洗えるタイプがあるので、ライフスタイルに合わせて選びましょう。調理後にさっと拭くだけでも、頑固な油汚れを防げますよ。
【浴室】カビを防ぐなら水切りワイパー&換気
浴室の掃除で一番面倒なのがカビ対策。水分を残さないことが重要です。換気扇を回し続けることで湿気をしっかり排出(24時間換気が基本の建物もありますね)しましょう。これだけでも、浴室の掃除頻度がグッと減ります。
【エアコン】フィルター掃除をすればクリーニング回数が減る!
エアコン内部の汚れがひどくなると、クリーニングが必要になり、手間もコストもかかります。しかし、フィルター掃除をこまめにすると汚れの蓄積を防げます。2週間に1回を目安に掃除機でホコリを吸い取るだけでも効果的。
2LDKのハウスクリーニング体験談|2万円台~30万円の価格差の実例

2LDKのハウスクリーニングや家事代行の料金・所要時間について、口コミ・評判で分かったことを解説します。
前述のとおり、2LDKのハウスクリーニング料金の相場は、戸建ての場合7.7万~17.0万円。マンションの場合は6.3万~12.3万円と解説しました。
しかし、SNSによると、2万円台~3万円で提供する業者も多く見られるようです。
Aさん
「くらしのマーケットで2LDKのハウスクリーニングを約3.5万円で依頼!築年数の古いマンションだったけど、ピカピカになって満足!3LDKから2LDKへ間取り変更したけど、体感的には3LDK並みの広さでもこの価格ならアリ◎」
Bさん
「2LDKのハウスクリーニングを頼んで約2万円台で済んだ!特にエアコンと水回りを徹底的に掃除してもらったのに、この価格で収まったのは助かる。戸建てだと倍近くすることもあるし、マンションならお得感あるかも!」
Cさん
「関西でハウスクリーニングを頼んだときに、2LDKの水回り+エアコンクリーニング込みで約2.5万円!事前に他社もチェックしたけど、もっと高いところが多かったので、コスパ重視ならこういう業者探しが大事かも。」
一方、思ったより高額になったという意見も。
Dさん
「2LDKのハウスクリーニングを退去時に依頼したら、なんと約30万円かかった…。もともと築年数が古い物件だったのと、壁紙の張り替えや修繕も必要になったのが原因らしい。普通のクリーニング費用と思っていたら予想以上の請求で驚いた。」
Eさん
「中古の2LDKマンションを購入し、入居前にフルクリーニング+一部リフォームを依頼したら、見積もりで25万円以上に…。ハウスクリーニングだけならもっと安いけど、クロスの張り替えやフローリングの補修を入れると結構な金額になるみたい。」
ハウスクリーニングの料金は、単純な相場だけではなく、リフォーム要素が含まれるかどうか、退去時の原状回復費用が加算されるか、個人業者と大手業者の違い、エリアごとの価格差によって、2万円台から30万円以上まで大きく変動します。
2LDKのハウスクリーニングを安くする4つの方法
2LDKのハウスクリーニングを依頼したいけれど、できるだけ費用を抑えたい…そんな方のために、コストを抑えるポイントを4つ紹介します!
セットプランを活用する
ハウスクリーニングは「単体メニューよりもセットプランの方が割安」になるのが一般的。例えば、浴室・キッチン・トイレの水回り3点セットや、エアコンと換気扇をまとめたプランなどを活用すれば、個別で頼むよりも安くなります。
セットプランの一例(相場)
水回り3点セット: 約30,000円(単品合計より5,000円以上お得になることも)
エアコン+換気扇セット: 約25,000円(単品依頼より割安)
まずは、希望の掃除内容がセットプランに含まれているか確認しましょう。
定期的な掃除を自分でも行う
余裕があるときにキッチンの油汚れを拭き取る、浴室の換気を徹底してカビを防ぐなどして、できる範囲できれいな状況を保ちましょう。
汚れがひどいと追加料金が発生することがあるので注意が必要です。「〇時間〇円」という料金設定だと、想定よりも時間がかかってしまい結果的に高くなることも。特に、くらしのマーケットやユアマイスターなどで探した個人事業主の場合、現場の状況によって料金が変わる傾向が見られます。
一方で、ベアーズやダスキンなどの大手ハウスクリーニング業者は「汚れの程度に関わらず定額」の料金体系になっていることが多い傾向です。
閑散期に依頼する
ハウスクリーニング業界には繁忙期と閑散期があり、価格設定に影響します。閑散期には需要低下により、多くの業者が特別割引キャンペーンを提供しています。特にエアコンのクリーニングは、5月~6月の夏直前が最も安価な時期となる傾向があります。賢く節約するなら、こうした閑散期の特別プロモーションを利用するのがおすすめです!
また、閑散期なら予約が比較的とりやすく、希望した日時に掃除をしてもらいやすい傾向です。
コスパのよいハウスクリーニング業者を探す
ハウスクリーニングの業者は大手から個人業者までさまざま。同じ内容でも、都心と地方では価格が1.5倍~2倍ほど違うこともあるため、地域ごとの相場をチェックするのも重要。
また、料金が安いだけではなく、口コミや評判をチェックして、コスパの良い業者を選ぶことが重要です。「安すぎる業者」は対応が雑だったり、追加料金が発生したりすることもあるので、「安く評判がよい業者」を選びましょう。
清潔な2LDKでストレスフリーな毎日を
2LDKのハウスクリーニング料金は、戸建てで7.7万~17.0万円、マンションで6.3万~12.3万円が相場です。
費用を抑えるには、セットプランの活用、日常的な掃除の継続、閑散期の利用がおすすめです。特にエアコンクリーニングは5~6月が最安値。単に安いだけではなく、評判も考慮した業者選びが重要です。