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エアコンの水漏れ原因と修理方法【右側・左側の違い】

ハウスクリーニング

エアコンからの水漏れが生じると、慌ててしまいますよね。しかしエアコンの水漏れは適切に対処することで、大きな被害へと進行するのを防げます。

この記事では、エアコンの水漏れを確認した際の初期対応から、場所別の原因と対策、自分でできる修理方法や修理を依頼する際のポイントまでを詳しく解説します。エアコンの水漏れ問題に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

水漏れを確認したらまずやるべきこと

エアコンから水漏れを確認したら、最初に電源を切りましょう。感電や火災のリスクを防ぐため、リモコン操作だけでなくコンセントからプラグを抜いたほうが安心です。また、漏れた水が床や壁に染み込むと、カビや腐食の原因となります。濡れた部分をすぐに拭き取ることで二次被害を防げます。

次に、屋外に伸びているドレンホースを確認してください。ドレンホースはエアコン内部に溜まった水を排出する役割を持っています。

エアコンの水漏れの大半は、ドレンホースが原因です。ドレンホースの詰まりや角度の偏りなどがないか、チェックしてみましょう。

エアコンの左右から水漏れする原因と対処方法

エアコンの左右から水漏れが生じた場合の原因と対処方法を見ていきましょう。

エアコンの右側から水漏れが発生している場合

エアコンの右側から水漏れが起きる主な原因は、排水用のドレンホースの詰まりです。ドレンホースを確認し、枯葉やゴミなどが詰まっていないか、チェックしてみましょう。

また、エアコンの取り付け角度が正しくないことも、右側から水漏れが生じる原因の1つです。一般的なエアコンの排水管はエアコンの右側に取り付けられます。しかし住まいの間取りの形状によっては左側に排水管を設けることもあり、この場合、右側に傾いた状態でエアコンを取り付けると、排水管に適切に排水できなくなり、エアコンの右側から水漏れが生じます。

エアコンの片側からの水漏れを示すオリジナル画像

エアコンの取り付け直しは専門的な技術が必要です。自分では行わず、必ず専門業者に相談をしてください。

また、パナソニックの2011年度〜2014年度のルームエアコンFシリーズは、右側からの水漏れが多いとされています。これに対し、パナソニックは該当するエアコンに対し、水漏れを防止する部品の提供を行っています。自宅のエアコンが該当機種かどうか、エアコンのラベルを確認してみてください。

エアコンの左側から水漏れが発生している場合

左側からの水漏れも、右側同様にドレンホースの詰まりや取り付け位置の傾きなどが、原因と考えられます。

少し離れた距離からエアコンを確認し、天井に対して水平に取り付けられているかどうか、チェックしてみてください。

エアコンのその他の場所から水漏れが発生|原因と対処方法

エアコンの水漏れは、本体の左右以外からも生じることがあります。

ここからは、エアコンの水漏れが生じた場所ごとの原因と対策方法を見ていきましょう。

エアコンの背面から水漏れしている場合

背面からの水漏れは、ドレンホースの接続不良が主な原因です。

エアコン本体とドレンホースの接続が緩んでいたり、歪んでいたりすることで、エアコン内部の水が配管にうまく流れず、エアコン背面から水漏れが生じている可能性があります。エアコンのドレンホースの接続不良は、取り付け時の施工ミスだけでなく、経年劣化でも生じます。

エアコン背面の水漏れは、漏れた水が壁内部に侵食し、家の躯体部分に悪影響を及ぼす可能性があるアクシデントです。背面の水漏れを確認したら、すぐに専門業者に依頼をし、接続部分の確認をしてもらうと良いでしょう。

エアコンの底面から水漏れしている場合

エアコンの底面からの水漏れは、エアコンの傾きやドレンホースのつまりなどが原因で生じます。左右からの水漏れ同様、エアコン本体の取り付け位置やドレンホースの状態などを、確認してみてください。

また、ドレンホースの接続位置の傾きも、エアコンの底面からの水漏れを生じさせる原因です。

通常、ドレンホースは水が適切に排出されるよう、下に向けてゆるやかな勾配をつけて設置されます。しかし何らかの原因で、ドレンホースが地面と平行、もしくは上向きに対して取り付けられることで、エアコン内部の排水がうまくいかず、底面から水漏れが生じることがあります。

エアコンを取り外してみないと、ドレンホースの勾配の確認は難しいため、こちらも業者に相談してみると良いでしょう。

エアコンの吹き出し口全体から水漏れしている場合

吹き出し口全体から水漏れが発生する場合、結露水が吹き出し口から排出されてしまっていると考えられます。これはドレンホースの詰まりやフィルターの目詰まりが、原因かもしれません。

また、設定温度が低すぎる場合、結露が過剰に発生することもあります。多量の結露をドレンパン(エアコン内部の水滴を受け止める皿状の部品)が受け止めきれず、吹き出し口から漏れてしまっていることも考えられます。

エアコンの設定温度を調整し、室温との温度差を少なくすることで、吹き出し口の結露が収まる可能性があります。

エアコンの室外機から水漏れしている場合

室外機からの水漏れは、正常な冷房運転の一環であることが大半です。エアコン内部の結露水が適切に排出されることで、室外機の床周辺が濡れます。

ただし、明らかに大量の水漏れや異常な場所からの漏れが見られる場合は注意が必要です。冷媒ガスの不足や内部の配管破損が原因の場合もあります。

水漏れしているエアコンを使い続けるとどうなる?

水漏れしたエアコンを放置して使用し続けると、さまざまな問題を引き起こします。

たとえば、水に濡れた状態のエアコンを使用し続けることで、部品の劣化が進んでしまいます。その結果、修理費用が増大したり、エアコンの寿命を縮めてしまうでしょう。また、内部で漏電が発生し火災につながるリスクもあります。

さらにエアコンの水漏れが頻繁に生じることで、エアコン内部にカビが発生し、排出される空気が汚れてしまうことも考えられます。カビを含んだ空気は、健康被害を引き起こす原因の1つです。

その他にも、水漏れによって家財や家の駆体を傷めたりと、エアコンの水漏れを放置して良い点は1つもありません。水漏れを確認したら早急に対処し、二次被害を防ぐことが大切です。

エアコンの水漏れは自分で直せる?

エアコンの水漏れは、軽微な原因であれば自分で対処できることがあります。例えば、ドレンホースの詰まりやフィルターの汚れが原因の場合は、自宅にある掃除道具や専用クリーナーを使って解消することが可能です。

ただし、内部部品の破損や取り付けの不具合などが原因の場合、自分で修理するのは困難です。専門的な知識や工具が必要なため、無理に修理しようとするとエアコンの状態を悪化させる可能性があります。

自己修理で改善しない場合や原因が不明な場合は、早めに業者に相談することをおすすめします。

エアコンの水漏れ修理の依頼先

エアコンの水漏れ修理を依頼する際、メーカーの保証期間内であればメーカーに修理依頼をすると良いでしょう。また、家電量販店などで購入した場合、メーカーの保証期間とは別に、店舗独自の修理保証期間を設けていることがあります。保証書の内容を確認し、購入店舗に問い合わせてみてください。

その他にも、地域の電気工事業者に修理を依頼するのも良い方法です。地域の業者は迅速な対応が期待できる場合が多く、メーカーや家電量販店よりも、修理費用が安価な傾向にあります。

事前に口コミや評判などを確認した上で、適切な業者を探してみてください。

まとめ|エアコンの水漏れはすぐに修理を

エアコンの水漏れの原因は、ドレンホースの詰まりが大半です。まずはドレンホースの排水部分を確認し、ゴミや枯れ葉などが詰まっていないか、チェックしてみましょう。

取り付けの歪みやドレンホースの接続による水漏れは、自分で対応するのは困難です。専門の業者に修理を依頼し、安心してエアコンを使える環境を整えましょう。

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