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エアコンの除湿運転で電気代は節約になる?1時間・1か月の費用目安

エアコンクリーニング

エアコンの冷房と除湿、どちらが電気代の節約になるか迷ったことはありませんか?夏や梅雨時期など、エアコンの使用頻度が高くなる季節には、その違いを知っておくことで快適さを保ちながら節約につなげることができます。

この記事では、冷房と除湿の特徴や電気代の目安、使用環境に応じた使い分けのコツを詳しく解説します。

効率的なエアコンの使い方を知って、電気代の節約と快適な空間作りを両立させましょう!

エアコンの冷房と除湿、電気代が安いのはどっち?

エアコンの除湿と冷房、どちらのほうが電気代が安くなるのか、気になる方も多いと思います。

エアコンの除湿と冷房の電気代の差は、エアコンの使用環境や機能に左右されるため、一概に「どちらのほうが安い」とは言い切れません

しかし除湿の機能や、冷房と除湿それぞれの電気代の目安を把握することで、ご自宅の環境ではどちらのほうが節約につながるか、見えてきます。

除湿には3種類の機能がある

除湿には以下の3つの方式があります。それぞれの特徴を理解して選ぶことが節約のポイントです。

除湿方式特徴電気代
弱冷房除湿冷房と同じ原理で冷たい空気を送り出し湿気を除去。安い
再熱除湿一度冷やした空気を再加熱して除湿するため、快適だが電力を多く消費。高い

エアコンの除湿機能の見分け方は、リモコン表記である程度判断できます。

たとえば「カラッと除湿」や「さらら除湿」、「ソフト除湿」などの表記のあるエアコンは、「再熱除湿」ができるエアコンです。「除湿」とだけリモコンに書かれているエアコンは、弱冷房除湿である可能性が高いといえます。

1時間あたりの冷房・除湿の電気代の目安

エアコンの電気代は次の式で計算できます。

  • 1時間あたりの電気代 = 消費電力(kW)× 電力料金単価(円)× 1(時間)

エアコンの冷房機能の消費電力は商品説明に記載されています。しかし除湿機能の消費電力については、書かれていないことも少なくありません。

少し古い資料ですが、東京電力ホールディングス「TEPCO」が2009年に発表した資料によると、当時のエアコンの弱冷房除湿は冷房機能のおおよそ3分の1、再熱除湿は冷房機能の約1.35倍ほどの電力を消費していることがわかります。

このことから、エアコンの除湿機能の消費電力は冷房機能の消費電力から、おおよその数字を算出できるでしょう。

  • 【エアコンの消費電力が0.8kw、電力料金単価31円の場合】

・冷房の1時間あたりの電気代:約24.8円

・弱冷房除湿の1時間あたりの電気代:約8.3円

・再熱除湿の1時間あたりの電気代:約33.5円

1ヶ月あたりの冷房・除湿の電気代の目安

冷房や除湿を1日8時間使用した場合の1か月の電気代を、上記の計算式を活用して算出してみましょう。

  • 【1か月の電気代】
  • 冷房:24.8円 × 8時間 × 30日 = 5,952円
  • 弱冷房除湿:8.3円 × 8時間 × 30日 = 1,992円
  • 再熱除湿:33.5円 × 8時間 × 30日 = 8,040円

そもそもエアコンの除湿と冷房の違い

エアコンの除湿と冷房は似ているようで役割が異なります。それぞれの特徴を知り、使い分けることで電気代を抑えることができます。

除湿機能の特徴

エアコンの除湿機能は、空気中の水分を取り除き、体感温度を下げることが目的です。

湿度は体感温度と大きく関係しており、湿度が高いと暑く感じ、低いと涼しく感じます。これは、湿度が高いことで汗が蒸発しにくく、一方で湿度が低いと体の水分が蒸発しやすくなり、体の熱を奪われるためです。

除湿機能によって空気中の水分を除去し、湿度を下げることで、蒸し暑さを軽減し快適な空間を作る役割を果たします。

冷房機能の特徴

冷房機能は、冷たい空気を排出し、室内の暑い空気を下げることを目的としています。空気中の水分を除去する機能はありませんが、エアコンから排出される空気が、部屋を乾燥させることもあります。

ただし除湿機能とは異なり、湿度を感知して排出する空気量を調整することはできません。そのため冷房機能を使用する場合、乾燥のしすぎに注意が必要です。

エアコンの冷房と除湿は使い分けることが節約の鍵

エアコンの冷房と除湿、それぞれの機能には異なる特徴があります。使い分けることで電気代の節約と快適さを両立することが可能です。

冷房が適した環境

「外気温が30度を超える」「日当たりが良すぎて暑い」など、一刻も早く暑さを緩和したい際は、冷房を用いたほうが良いでしょう。これらの状況の場合、除湿だけでは暑さを緩和できず、熱中症になる可能性もあります。

また、冷房を使用する際は、カーテンやブラインドを閉めて外気温の影響を最小限に抑えることで、電気代を抑えて効率的に部屋を涼しくできます。

除湿が適した環境

「湿度が高いけれど気温は低い」「寝るときなど、冷えすぎるのは避けたい」といった場合は、除湿機能が役立ちます。部屋を急激に冷やす必要はなく、ほどよく涼しくしたい場合は除湿機能を活用しましょう。

また、室内干しをしているときや雨の日なども、除湿機能を使うことで空気がサラリとし、部屋の快適性を保てます。

「つけっぱなし」or「こまめに消す」はどちらのほうが節約になる?

エアコンの使い方で議論にあがりやすいのが、「つけっぱなし」と「こまめに消す」のどちらが節約になるかという問題です。

エアコンメーカーのダイキンが行った調査によると、日中(9:00〜18:00)までの時間帯は、こまめにエアコンを消すことで、消費電力が増えてしまうことがわかっています。一方で、夜間(18:00~23:00)は、こまめにエアコンの電源を入れたり消したりするほうが、消費電力が少なくなるようです。

これは気温の高い日中にエアコンをこまめに切ってしまうと、部屋の温度がすぐに上昇してしまうためです。再度電源を入れたときに、設定温度まで多くの電力を消費し、部屋を冷やす必要があることから、電気代は高くなります。

一方で気温が下がる夜は、エアコンを切ってもすぐに室温が上がることはありません。そのため、再度電源を入れても、それほど多くの電力を消費せず、すぐに設定温度に到達できます。

このことから、電源のつけっぱなし・こまめに消すタイミングは「30分」を目安とし、日中や夜間で使い分けると良いでしょう。たとえば、30分以上部屋を離れる場合は消す、それ以内ならつけっぱなしにするのがおすすめです。

まとめ|エアコンの冷房・除湿を賢く使い分けよう

エアコンの冷房と除湿は、どちらのほうが電気代が安いとは言い切れないため、使い分けることが節約の鍵となります。それぞれの機能を適切な環境で活用することで、無駄な電気代を抑えつつ快適な生活を送ることができます。

また、「つけっぱなし」や「こまめに消す」などの使い方も状況に応じて選び、エアコンを効率的に運用しましょう。この記事を参考に、ご家庭で賢いエアコンの使い方を実践してみてくださいね!

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