宅配クリーニングでラグ・絨毯・カーペット・カーテンを清潔に保つ方法

「カーペットをクリーニングしたのに、保管中にシワができてしまった」

「カーテンをしまったらカビが生えていた」

カーペット類やカーテンの保管に関して、こんな経験をしたことはありませんか？ラグやカーペット、カーテンなどの大きなアイテムは、適切な保管方法を知らないと、せっかくクリーニングしても劣化やトラブルが生じてしまいます。

この記事では宅配クリーニング後の保管方法や注意点、さらにシワを防ぐコツまで詳しく解説します。

次回使う際に、カーペット類やカーテンを清潔で快適な状態にしておくために、ぜひ参考にしてくださいね。

宅配クリーニングを済ませたアイテムの保管方法

宅配クリーニングを済ませたカーペット類やカーテンの適切な保管方法を、見ていきましょう。

クリーニング後のラグや絨毯、カーペットなどの敷物は、巻いて収納する方法が一般的です。ぎゅうぎゅうに巻く必要はなく、自然な力でくるくると巻き、ビニール紐などで縛ります。その後、ハトロン紙や布袋などに入れて収納すればOKです。

立てて収納する場合は、敷物を巻く際に芯棒を入れて巻くと、カーペットが重さでぐにゃりと曲がってしまうのを防げます。また、敷物を巻く際に乾燥剤を一緒に入れておくのも良い方法です。

カーテンは吊り下げた状態で保管するのがベストです。難しい場合は、折り畳んで収納しても構いません。

折り畳む際は、ヒダと山のラインがまっすぐになるように意識し、なるべくシワがつかないように気をつけましょう。細長く折り畳んだ状態のカーテンを三つ折りにし、衣装ケースなどの収納ケースに入れて保管します。

カーペット類やカーテンを保管する際は、次の点に注意しましょう。

カーペットやカーテンなどのかさばるアイテムは、圧縮袋を用いてコンパクトに収納しようと考える方も多いと思います。

しかし圧縮袋はカーペット類・カーテンの収納には不向きです。密閉状態にすることで、カーペット類やカーテンにシワがついてしまいます。また、空気に触れないことでカーペット裏面（ラテックス）が劣化しやすくなり、カーペットの抜け毛が生じる可能性も高くなります。

カーペットやカーテンの保管には圧縮袋は使用せず、それぞれ適切な方法で保管しましょう。

クリーニング後のカーペットやカーテンであっても、ずっと同じ状態で保管しておくことはおすすめしません。取れないシワや保管ケースなどからのニオイうつりが生じてしまったり、気づかないうちにカビが生えてしまったりすることがあるためです。

カーペット類・カーテンを保管したら、半年に1度ほどは取り出し、天日干しをしましょう。

ただし生地の性質によっては天日干しを避けたほうが良い場合もあります。その場合は陰干しをし、空気に触れさせるだけでも問題ありません。

カーテンやカーペットなどのファブリック製品は湿気に弱く、水分を含むことでカビが発生しやすくなります。

とくに保管中は、布同士が重なる部分は湿気が溜まってしまいがちです。なるべく風通しの良い場所に保管し、カーペット類やカーテンの乾燥を促しましょう。

押し入れやクローゼットなどの収納スペースに保管する際は、時々扉を開け放し、扇風機などで風を送る方法も有効です。また、保管スペースに乾燥剤・除湿剤などを設置するのも良い方法です。

保管場所の用意が難しい場合は、宅配クリーニング業者に預かってもらうことも、検討しましょう。多くの宅配クリーニング業者が、クリーニング後のアイテムを一定期間預かって保管するサービスを提供しています。

プロに保管を依頼することで、管理の手間を省きつつ、カーペットやカーテンを適切な状態で維持できます。

カーペットやカーテンを保管していると、シワがついてしまうことがあります。これらのアイテムのシワを伸ばす方法を、紹介します。

ラグや絨毯、カーペットにシワがついてしまった場合は、軽くブラシをかけることや蒸気を使ってシワを伸ばすことなどが効果的です。もしくはカーペット類の上に布団を敷いてシワを伸ばす方法もあります。

もし大きなシワが気になる場合は、専門のクリーニング業者に依頼することも検討してみてください。

カーテンのシワは、使用しているうちにカーテン自体の重みで、次第にシワが伸びていきます。しかし時間が経ってもシワが消えない場合は、気になる部分にアイロンをかけるのもひとつの手です。その際、生地を傷めないように低温のスチーム機能を活用しましょう。

カーテンの生地がデリケートな場合はムリにシワを伸ばさず、クリーニング業者に相談したほうが良いでしょう。

ラグやカーペット、カーテンは、適切な保管方法を取り入れることで、長く清潔な状態を保つことができます。湿気対策やシワ防止の工夫をしつつ、必要に応じてプロの保管サービスを利用するのも良い方法です。

保管時のポイントを押さえれば、次回使用時も快適な状態を維持できます。クリーニング後のアイテムを問題なく保管する準備として、ぜひ本記事を役立ててください。